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過激派が「一時休戦」、地下で態勢回復か

10日付星島日報は、香港で続く政府などへの抗議活動で、警察への攻撃や公共施設などへの破壊行為を繰り返す「勇武派」と呼ばれる過激派グループが、一時的に「休戦」を決めたと伝えた。11月に香港中文大と香港理工大であった警察との激しい衝突で多数の逮捕者と負傷者を出し、警察と「正面交戦」を続ければグループが壊滅し、抗議活動が失速しかねないと判断したため。地下に潜って時機を待ち、反転攻勢をかける方針という。

同紙によると、勇武派の代表は9日、匿名性が高いとされる会員制交流サイト(SNS)アプリ「テレグラム」を通じて過去半年の抗議活動を総括。「Be Water(水のようになれ)」という原則の下、今後はゲリラ的な抵抗活動に徹し、警察との正面交戦を避けるべきだと呼び掛けた。警察が既に大掛かりな捜査を展開しており、今は地下に潜行し、暴力的な活動を控える時期だと提案した。今後はメディアの取材を一切受けてはならないことや、ガスマスクなどの購入や寄付金のやり取りでは、仮想通貨のビットコインだけを使い、グループ内に警察の「スパイ」が潜り込まないよう細心の注意を払うことも指示した。

情報によると、勇武派が「戦略」を見直したのは、抗議活動の本格化から半年の9日早朝に呼び掛けられた大規模な交通妨害が不発に終わったこともあるようだ。11月の抗議活動の際は勇武派などの「三罷(三つのボイコット=ゼネスト、授業ボイコット、市場停止)」の呼び掛けで香港全域の交通がまひしたが、グループにそれだけの動員力が残っていなかったという。

関係者はこうした状況について、「多くの勇武派が既に火炎瓶の原材料を投棄し、一時的に『和理非(平和、理性、非暴力)』を重視する市民らのデモ行進や集会に参加する方向に切り替えている」と指摘。機が熟すのを待ち、再び「火の魔法」を使う考えだと説明した。

■少数過激派はテロ実行メンバー募集

同紙によると、過激な抗議活動を展開するグループには、より極端な暴力行為をいとわない「V小隊」と呼ばれるグループがある。数十人いるとされるこのグループのメンバーは、アイルランド独立闘争を続ける武装組織アイルランド共和軍(IRA)を手本にし、警官殺害や爆弾テロなどを計画。「死士」と呼ぶ実行メンバーも募集中で、最終的には政権転覆を目標にしているという。


関連国・地域: 香港
関連業種: マクロ・統計・その他経済社会・事件

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