北京市順義区政府などによると、同区にあるあんこや菓子類を製造する日系企業「北京京日東大食品」で3日午前3時過ぎ、爆発が起き、同日昼までの時点で4人が死亡し、10人が負傷した。出資する東京国際貿易(東京都港区)によると、常駐する日本人はいない。
北京京日東大食品の工場は3日午前3時40分に鎮火し、事故原因の調査が行われている。事故発生当初、2人と連絡が取れなくなっていたが、その後発見され、ともに死亡が確認された。負傷者10人は命に別状はない。東京国際貿易の担当者は、「現場は立ち入り禁止になっているため、生産ラインは止まっている」と説明した。
北京京日東大食品は東京国際貿易の独資で、1987年の設立。同社ホームページによると、各種農産品のあんこ加工などを行い、年産能力は7万トンに上る。同担当者によると、年産実績は約6万トンで、7割が中国地場向けという。従業員数は約200人。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。