アフリカ豚コレラの取材で畜産専門家に話を聞いた。オーストラリアは清浄化を達成しているものの、近隣国では感染が確認されており、関係者はウイルスの侵入を懸命に防止しているという。
彼いわく、家畜の病気の対応にはトレーサビリティーの確保がカギだそうだ。トレーサビリティーとは、食品生産の過程上、「いつ、どこで、だれが、何をしたのか」をすぐに追跡確認できることで、迅速な異常の検知や初動対応を可能にする。具体的には豚の耳に識別タグを付けて全頭を管理する。肉牛も個別にタグをつけ、サプライチェーンの各所にセンサーを設置することで、牛の状況がすぐに分かるそうだ。
以上の説明を受け、これは家庭でも導入したいと考えた。というのも、家人が筆者の歯ブラシをトイレ掃除に使っていたことが、しばらくの間発覚しなかったからだ。(尋助)
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