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ムーディーズ、印の格付け見通しを引き下げ

米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは7日、インドの自国通貨建てと外貨建て発行体格付けを「Baa2」に据え置いた。一方、格付け見通しは景気減速などを理由に「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。ロイター通信などが伝えた。

ムーディーズは同格付けを2017年11月に「Baa3」から引き上げてから据え置いている。格付け見通しの引き下げは、米中貿易摩擦の影響で内需、政府支出が鈍化し、19年4~6月期の国内総生産(GDP)伸び率が実質ベースで前年同期比5.0%と13年以来の低水準にとどまったことが大きい。

同社はインド政府が景気浮揚策を講じているものの、農村の家計が厳しく、雇用創出が低迷する状況が続いており、このところ非銀行金融会社(NBFC)の貸し渋りも目立っていることから、さらなる景気悪化は避けられないと指摘。このため、19/20年度(19年4月~20年3月)の財政赤字は政府が目標とするGDP比3.3%を大きく超える同3.7%に膨らむとして、格付け見通しの引き下げに踏み切った。

これに対して、インド財務省は8日に発表した声明で、同国が主要経済国で有数の高い成長を維持し、金融改革などに取り組んでいることを強調。経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)は堅調で、中長期的な成長見通しは明るいなどとして、ムーディーズの決定に反論した。


関連国・地域: インド
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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