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アップル、鴻海の工場でスマホ生産開始

米アップルは、EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手フォックスコン(鴻海精密工業)を通じて、インドでスマートフォン「iPhone(アイフォーン)XR」の商業生産を開始した。消息筋の話として、エコノミック・タイムズ(電子版)が15日伝えた。

数週間の試験生産を終え、フォックスコンが南部チェンナイで操業する工場で生産を開始した。続いて最新機種「11」シリーズの生産も計画する。インド国内での販売だけでなく海外にも輸出される見通しだ。

「XR」の現地生産を通じ、アップルは輸入関税の2割を削減できると見込まれるが、消息筋によると製品の販売価格が下がることはないという。

アップルはこれまでにも台湾のEMS大手のウィストロン(緯創資通)が南部カルナタカ州ベンガルール(バンガロール)に持つ工場で生産していたが、「6s」や「7」といった古い機種に限られていた。

アップルがインドでの生産を拡大させるのは、米中貿易摩擦により主要拠点としてきた中国での生産リスクが高まっているためだ。インドを強化することによって、リスクの分散を図る狙いがあるとみられる。

インド政府は、アップルに全ラインナップを国内生産するよう求めているといわれる。現地報道によると、今年8月に発表された単一ブランド小売業に対する海外直接投資(FDI)の規制緩和を受け、アップルはインドでオンラインストアや実店舗の開設に向け準備を進めている。

インドスマホ市場でのアップルのシェアは2%前後。現地生産を開始した「XR」は既に流通しており、アップルの全機種のうち過去6カ月間で最も売れている。


関連国・地域: 中国台湾インド
関連業種: その他製造IT・通信マクロ・統計・その他経済

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