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いきなり!ステーキ、東南アジアで再起期す

外食大手ペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長は2日、訪問先のミャンマー最大都市ヤンゴンで、立食形式で肉の量り売りを行う「いきなり!ステーキ」を来年にもタイ、シンガポールなどで開く考えを示した。同業態では米国で苦戦したが、東南アジアでの再起を期す。

「いきなり!ステーキ」を来年にも東南アジア展開し、堅実に事業を育てる考えを示した一瀬社長(中央)=2日、ヤンゴン(NNA)

「いきなり!ステーキ」を来年にも東南アジア展開し、堅実に事業を育てる考えを示した一瀬社長(中央)=2日、ヤンゴン(NNA)

最大都市ヤンゴンに開いた別ブランドのステーキ店「ペッパーランチ」1号店の披露式典で語った。一瀬氏は、今年6月にアジアで初めて開いた台湾の台北店が非常に繁盛していると説明。客単価は2,400~2,500円程度と、想定を超えているという。東南アジアについては「シンガポール、タイなどでも出店の要望があり、来年には実現したい」と語った。

ペッパーフードは今年6月末時点で、「ペッパーランチ」を中心に海外325店舗をフランチャイズ(FC)で営業する。2017年に海外初の「いきなり!ステーキ」を米国に出店。11店舗まで急拡大したが、現地の消費文化に合わず縮小した。18年12月期連結決算は米国事業の損失が響き、赤字に転落した。

一瀬氏は「ペッパーランチ」「いきなり!ステーキ」の両ブランドの海外展開について「素晴らしい市場が近くにある。東南アジアを中心に、店の数ではなく、質を大事に堅実に増やしていきたい」と述べた。ミャンマーでも「間違いなく人気商品になる」と力を込めた。

東南アジア諸国連合(ASEAN)では、ラオスを除く全ての国で看板を掲げており、特に店舗数が多いのは、インドネシア(60店舗)、タイ(41店舗)、フィリピン(58店舗)、シンガポール(40店舗)など。

ミャンマーのフランチャイズ(FC)権を保有する地場企業シーザー・スーサンは、2年以内にさらに4店舗をオープンしたい考えだ。国際通貨基金(IMF)による18年のミャンマーの一人当たり国内総生産(GDP)は1,298米ドル(約14万円)と低いが、「日本食への関心やインターネットを通じた海外からの情報流入で、既にペッパーランチの知名度は高い」(ジョージ・チョー・ティン・ラット最高経営責任者=CEO)という。同CEOは「オーストラリアに留学している頃に食べたペッパーランチを自国で展開できることは喜び」と語った。

来店者で長蛇の列ができた「ペッパーランチ」ミャンマー1号店=8月2日、ヤンゴン(NNA)

来店者で長蛇の列ができた「ペッパーランチ」ミャンマー1号店=8月2日、ヤンゴン(NNA)


関連国・地域: 台湾タイミャンマーシンガポールインドネシアフィリピン日本ASEAN米国
関連業種: 食品・飲料マクロ・統計・その他経済

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