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VICとNSW、夏季に停電発生の恐れ

オーストラリア・ビクトリア(VIC)州とニューサウスウェールズ(NSW)州で、夏季(12月~2月)に停電が発生する恐れが高くなる――。エネルギー市場の管理・運営を担うエネルギー市場オペレーター(AEMO)が警告している。VIC州では130万世帯が、NSW州では777万世帯が停電被害を受ける可能性があるという。一方、クイーンズランド(QLD)州については停電の問題はなさそうだ。地元各紙が伝えた。

AEMOは、エネルギー大手AGLエナジーのVIC州ロイ・ヤンA石炭火力発電所の故障と、競合のオリジンが運営するモートレイクガス発電所の故障がともに解決せず、追加の電力供給がなければ、VIC州で停電発生のリスクが高くなるとしている。VIC州では1月に、37万5,000世帯が1時間の停電被害を受けていた。連邦政府のテイラー・エネルギー相は、VIC州政府の電力確保策に問題があると批判している。

また、NSW州については、AGLのリデル石炭火力発電所が2023年に閉鎖すれば、2023/24年度以降に停電リスクがあるようだ。ただ、同州では連邦政府が主導して電力公社スノーウィー・ハイドロの発電量を50%拡大させる「スノーウィー・マウンテンズ・スキーム2.0」計画されており、25年以降は電力供給が安定に向かうとみられている。

このほか、南オーストラリア州は、VIC州で停電が発生した場合に、連鎖的に影響を受けて停電が発生する恐れがあるという。AEMOは特に、同州トーレンズ島発電所閉鎖後の20/21年度に電力供給が減り、23/24年度にオスボーン発電所が操業を止めれば、同州で停電が起きる危険性が急激に高まるとしている。

一方、AEMOによれば、QLD州は、安定した電力供給を確保しており、サイクロンの被害が出ない限り停電が起きることはなさそうだ。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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