ネット広告レントラックス、地場プライムに出資

インターネット広告のレントラックス（東京都江戸川区）は５日、ソーシャルメディア向けのマーケティングツールを提供するシンガポールのプライム・コマース・ホールディングに出資すると発表した。出資額は40万米ドル（約4,300万円）。出資比率は明らかにしていない。

プライム・コマースは、企業のマーケティング活動を支援するマーケティングオートメーション（ＭＡ）ツール「プライム」を東南アジアで提供している。同社のツールは、ソーシャルメディアのメッセージなどに固有のＩＤを設定し、企業のデータベースと連携させることでソーシャルメディア利用者向けの広告運用の最適化や、顧客関係管理（ＣＲＭ）を行うことができるのが特徴だ。

レントラックスは成果報酬型広告サービスを主軸とし、東南アジアではインドネシア、タイ、ベトナムに拠点を置いている。スマートフォン向け広告の需要が拡大する中、域内でプライム・コマースが展開するＭＡ関連事業の潜在的成長性が大きいと考えて今回の出資を決めた。

出資を通じて日本国内での販売パートナーの選定などプライム・コマースの今後の事業成長も支援する。スマートフォン向け広告市場の拡大にも貢献できると見込んでいる。