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豪LNG輸出額、2年で数十億ドル減の恐れ

液化天然ガス(LNG)のスポット価格の低迷を受け、LNGの長期供給契約の更新で値下げ圧力がかかるとみられることから、オーストラリアのLNG輸出が今後2年間で数十億豪ドル減少するリスクがある――。金融クレディ・スイスのアナリストのカボニッチ氏が指摘している。21日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

カボニッチ氏は20日のオーストラリア・エナジー・カンファレンスで、一部の日本のバイヤーと結んでいるLNGの長期供給契約の価格が現在のスポット価格の2倍に上っていると説明。今後数年間はこの傾向が続くとの見方を示している。また、LNGの供給過剰も、日本をはじめとするアジアの顧客と結んでいる長期契約の今後の価格設定に影響を与える見通しという。アジアの顧客とのLNGの長期供給契約では通常、LNG価格が原油価格と連動している。

同氏によれば、新規契約のLNG価格の引き下げは、既存契約の更新時にも影響を及ぼす見通し。特に日本のバイヤーは値下げを求めるとみられるという。同氏は、値下げを迫られることを確実視し、値下げ幅がどの程度になるかの問題だと主張。オーストラリアとパプアニューギニアのLNG輸出業者は、輸出額が数十億豪ドル目減りするリスクにさらされていると述べた。

これに対して、石油サントスのノーマン氏は、LNGの長期供給契約では価格の変動の範囲が規定されているため、価格が見直されるとしても緩やかなものにとどまるとみている。


関連国・地域: オーストラリアパプアニューギニア日本アジア
関連業種: 自動車・二輪車天然資源

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