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テイクオフ:ビジネス街マカティ市は…

ビジネス街マカティ市は、銀行の看板と現金自動預払機(ATM)ばかり。ふらりと立ち寄れるギャラリーに出会えず、アートに親しむ機会がめっきり減った。先日、アヤラ博物館に向かうと「改装のため2020年まで休館」との告知。ユーチェンコ博物館に移動するも「VIP向けの日」と入館お断り。炎天下の中、二度空振りだった。

急きょ、リサール州アンティポロ市にあるピント美術館へ。首都圏を見下ろす高台に、地中海風の白壁の建物。医者のオーナーが80年代からコレクションする絵画や彫刻が、緑豊かな敷地内に展示されている。マルコス政権下で反政府的な活動を行ったアーティスト集団の作品を購入し支援したことが、同美術館の出発点という。フィリピンの現代アートへの理解を深めるには最適だ。

お気に入りの空間が見つかり心躍ったが、慢性的な渋滞で、同地へは車で片道1時間半。当地のアート・シーンに触れるのは、マカティにいる限り容易ではないようだ。(西)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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