電動化や自動運転、次世代の移動サービス「MaaS」(モビリティー・アズ・ア・サービス)によって、自動車という言葉の意味が大きく変化しようとしている。元トヨタ自動車エンジニアでPwCジャパングループ自動車セクター顧問の藤村俊夫氏は、完全な自動運転や電気自動車(EV)化はあり得ないが、ニーズのあるところから進めていくべきだと話す。一方、PwCコンサルティングの自動車・商用車サービスリーダーの早瀬慶氏は、MaaSの究極の目的は、自家用車が必要ない都市の実現であり、既存の自動車産業にとっては挑戦の時代が来ると見通す。