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豪10年国債利回りまた低下、株式市場も暴落

オーストラリアの10年国債の利回りが、先週2%を割り込んでからさらに1.76%まで低下し、歴史的な低水準に落ち込んでいる。経済成長が世界的に低迷し、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)が金利引き下げを免れられないとみていることが背景。25日には国内の銀行株の売りが進み、オーストラリア証券取引所(ASX)の主要指標であるS&P/ASX200は前日比で1.1%下落し、今年2番目の安値を付けていた。26日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

オーストラリアの10年国債利回りが最初に2%を下回ったのは、インフレの見込みが弱く、石油生産企業が価格戦争を引き起こしていた2016年のことだった。

米国では22日、3カ月物国債の利回りが10年物の利回りを上回る「長短金利逆転」が発生。景気後退の兆候とされることから、投資家心理が悪化し、世界的な株価の下落につながっているという。

ASXでは市場損失額として205億豪ドル(約1兆6,080億円)が消失。銀行株は25日に一斉に下落し、それぞれオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が2.3%、ウエストパック銀行が1.5%、コモンウェルス銀行(CBA)は0.9%、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が0.9%の下落となった。

金融業界では、RBAが金利を引き下げるとの見方が広がっている。昨年10~12月の国内総生産(GDP)成長率が、市場予想を下回る前期比0.2%だったことから、エコノミストらはRBAに対し、金利を1.25%に引き下げるよう要求している。オーストラリアの金融企業バーチアム・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、テー氏は「債券市場の状況は、経済が伸び悩み銀行に影響が及んでいることを物語っている」と指摘した。

26日のS&P/ASX200の終値は、6130.6ポイントと前日比0.1%高で引けた。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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