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日立システムズ、ドローンサービス販売強化

ドローンによる橋梁点検(日立システムズ提供)

ドローンによる橋梁点検(日立システムズ提供)

日立システムズ(本社・東京都品川区)は、小型無人機ドローンを使って橋や高速道路などの安全点検を行う「ドローン運用統合管理サービス」の販売をフィリピンで強化する。海外での販売は同国が初めて。フィリピン政府によるインフラ整備が加速する中、既存施設に対する補修や安全管理への需要は今後急速に高まるとみられる。同社は「安全を確保しながら作業を大幅に効率化できる」と説明しており、施設を管理する政府機関などに採用を働きかけていく。

同サービスは、ドローンの操縦、空撮データの加工、分析までを一括して行い、人工知能(AI)で問題カ所を検出する。2016年9月から日本国内で販売を始め、これまでに国内の太陽光パネルの点検や遠隔地の事故・災害の現場調査などに採用された実績があるという。

昨年11月には、フィリピンで初めて、国際協力機構(JICA)が実施する技術協力プロジェクトの実証実験に参加。円借款で建設されたサンファニコ橋(サマール州)とアガス・アガス橋(南レイテ州)2カ所の橋の損傷・劣化カ所をドローンによる空撮画像を基に分析した。

フィリピンではインフラ整備が急ピッチで進んでいる。ただ、JICAによると、フィリピンを含む途上国では、予算、技術、人材などの不足でインフラに対する定期点検や補修が後回しになり、落下の危険がある橋なども散見されるという。

フィリピンでの実証実験に参加後、インフラ整備の加速を商機とみて、営業を強化する方針。フィリピンを含む東南アジアへの展開を視野に、20年度までに200社以上への提供を目指す。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 建設・不動産IT・通信サービスマクロ・統計・その他経済

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