人材大手ジョブストリートがこのほど公表した調査結果で、ベトナムの大学新卒社員の平均月額賃金は250米ドル(約2万8,000円)からで、シンガポールに比べて6分の1程度であることが分かった。7日付VNエクスプレスが報じた。
調査は2018年上半期(1~6月)を対象期間として実施された。ベトナムでは新卒社員、社員、管理職、高級管理職の賃金は17年に比べてそれぞれ11%、6%、7%、30%上昇し、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアとの格差はある程度縮小した。
ベトナムで企業が新卒社員に提示する平均賃金は250~380米ドルの範囲で、シンガポール(1,482~2,080米ドル)の6分の1、タイ(605~961米ドル)の3分の1、マレーシア(493~716米ドル)の2分の1にすぎなかったが、インドネシア(225~307米ドル)よりは高かった。
ベトナムで新卒社員の賃金水準の高い上位5分野は、◇不動産◇IT◇秘書◇食品技術◇金融サービス――で、このうち最も高い不動産分野は平均が378米ドル、最高が629米ドルだった。
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