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RBA、住宅価格と消費低迷で利上げ足踏み

オーストラリア連邦準備銀行(RBA)が、賃金上昇率の伸び悩みや家計消費の低迷、また住宅価格が記録的な低水準であることから、政策金利の引き上げに踏み切れずにいる。今月実施されたRBAの会合では、利上げと利下げの両方の可能性に言及。これまでは、次回金利を変更する場合は利上げになるとの見方で合意されていたことから、RBAの姿勢に明確な変化が表れているという。20日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

RBAの会合の議事録によると、利上げと利下げの可能性は同程度起こり得る状況だという。ただ、景気の見通しは過去数カ月で不確実性が増している中でも、さらなる失業率の低下やインフレ率の向上が見込めるため、今回は金利の変更ではなく現状維持を選択したとしている。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のチーフ・エコノミスト、オスター氏は、RBAは経済に対する懸念を和らげようとしていると指摘。「RBAは、所得が増えれば消費も伸びると主張している。NABは、家計消費や景気循環などの要素を現状の課題としてとらえ、2019年の経済成長率を2.5%と予測している一方、RBAは3%と楽観的な見方を示している」と話した。

またJPモルガンのチーフ・エコノミスト、オールド氏は、住宅価格下落の規模とスピードが重要な指針だとし、消費や国内総生産(GDP)の伸び悩み、また失業率の悪化やインフレ率の低下につながる要素だとしている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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