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九州と山口が食材PR、各県が20種持ち寄り

九州・沖縄地方と山口県の9県は今月20日から香港九龍・尖沙咀の日本食レストランで、各県産の食材を使った期間限定メニューを提供するプロモーションを始める。それぞれが持ち寄った牛肉やサツマイモ、酒類など計20種類以上の食材を通じて、魅力をPRする狙い。

会場は熊本PRのレストラン「割烹櫓杏(ろあん)」で、九州地域連絡会議輸出分科会が主催する。九州全体として取り組むプロモーションはこれまで小売店での物産展などがあったが、レストランでの開催は今回が初めて。

九州・沖縄地方と山口の食材を使った特別会席料理(1人1,388HKドル、約1万9,600円)のほか、◇沖縄産クルマエビと山口産野菜はなっこりーの天ぷら(138HKドル)◇佐賀、熊本、宮崎和牛ステーキ食べ比べ(268HKドル)◇福岡産天然鯛のお茶漬け(128HKドル)――といった単品料理を提供する。期間は3月17日まで。

13日に行われたメディアや業界関係者向けのレセプションでは、各県の食材を使った料理や郷土料理が振る舞われた。熊本県香港代表事務所の板東良明所長は、「素材はよいが、どのように調理するのかが課題。シェフが調理例を示すことはよいPRになる」と説明。牛肉など複数の県が生産する食材もあるが、「九州というプラットフォームを活用して、各県が協調と競争の姿勢で取り組んでくれたら」と語った。

鹿児島県は、日本一の生産量を誇るサツマイモと養殖のカンパチなどをPR。県農政課の前野陽一氏は、県が食品の輸出拡大に取り組んでいるとした上で、「香港は一番有望な市場。(サツマイモやカンパチは)既に香港に流通しているがさらに輸出を増やしていきたい」と意気込んだ。前野氏によると、2017年度(17年4月~18年3月)の県農林水産物の輸出額は約200億円で、このうち香港は47億円と、全体の23.5%を占めた。

大分県は養殖の「かぼすブリ」を紹介。同日は5キログラムのかぼすブリを使った解体ショーを行い、注目を集めた。かぼすブリは、カボスのパウダーをエサに混ぜて養殖したもので、今回のプロモーションでは「今の時期おいしい食材として選んだ」(県担当者)という。

櫓杏の園田聖総料理長は「各県一押しの食材は香り、鮮度、食感、風味が全てよい。これらを使用でき、料理人としてうれしい」と述べた。

九州・沖縄地方と山口県の青果は、輸出業者の九州農水産物直販(福岡市)が香港の高級量販店計5店で2月中の6日間、試食販売も行う予定だ。イチゴや柑橘類、サツマイモなどを扱う。

大分県は養殖の「かぼすブリ」を使った解体ショーを実施した=13日、尖沙咀(NNA撮影)

大分県は養殖の「かぼすブリ」を使った解体ショーを実施した=13日、尖沙咀(NNA撮影)


関連国・地域: 香港日本
関連業種: 食品・飲料農林・水産サービスマクロ・統計・その他経済

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