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テイクオフ:キーボードをたたく音が…

キーボードをたたく音が消え、拍手の音だけが会場を包んだ。先月、台北で行われた台湾球界のスター、王柏融選手の日本ハム移籍会見。ハイライトは質疑応答の後半、1人の台湾人記者が唐突に台湾語で質問を放った時だった。

場違いな台湾語に会場からは笑い声も漏れたが、王選手は南部出身者らしい流ちょうな台湾語で回答。すると、それまで真剣な顔つきだった台湾人の記者たちは、表情をゆるませ、王選手の巣立ちを祝うかのように拍手を送った。台湾語がどれほど台湾人のアイデンティティーに根付いているかを気付かされた瞬間だった。

一方で、湧き起こった拍手は、王選手が背負う期待の大きさも意味する。今後、プレッシャーに押しつぶされそうになる時もあるはず。そんな時、北海道のファンが「ガーユウ(台湾語の『頑張れ』)」と声を掛ければ、きっと大きな心の支えになるだろう。(陳)


関連国・地域: 台湾日本
関連業種: 社会・事件

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