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栃木知事、香港で農産物PR=緩和後で初

栃木県の福田富一知事は21日、訪問先の香港で、現地の小売業者などに県産農産物をPRするトップセールスを行った。香港政府が東京電力福島第1原発事故後に始めた日本産食品の輸入規制で、栃木を含む4県の野菜など一部食品の規制を7月に緩和して以降、福田知事が香港を訪問するのは初めて。輸出拡大に向けて意欲を示した。

トップセールスは福田知事主催のレセプション形式で開催。福田知事が、ジューシーで上品な味のイチゴ「スカイベリー」や果実が大きいナシ「にっこり」、県産米「とちぎの星」、肉質が細やかな「とちぎ和牛」、ニジマスの改良品種である「ヤシオマス」について、それぞれ味などの特徴を紹介し、「品質が高く、安全でおいしい農産物や加工食品を香港に届けたい」と力を込めた。

会場には栃木県から持ち込んだスカイベリーとにっこり、とちぎの星で作ったおにぎり、とちぎ和牛のサイコロステーキ、ヤシオマスの刺し身が並び、香港の百貨店などの関係者ら約40人が舌鼓を打った。

福田知事はNNAの取材に対し、「輸入規制を受けた期間に県産農産物の品質を高めてきた。ヤシオマスは香港の高級店向けにチャンスがあるとアドバイスを受けるなど評価が高かった。今回のプロモーションが香港向けの輸出拡大につながる可能性は高い」と手応えを口にした。放射性物質の検査については「しっかりと行っている。消費者の安心・安全のためには必要な手続きだと思っている。法定レベルを超えるものはここ5~6年出ていない」と述べた。

栃木県の農産物輸出額は、原発事故後の2011年度に約300万円に落ち込んだが、17年度は前年度比10%増の3億500万円に上り、初めて3億円を超えた。福田知事は20年度に輸出額を5億円に引き上げる考えも示した。

日本の農林水産省などによると、香港政府は7月下旬から、原発事故後から続く日本産食品の輸入規制のうち、茨城と栃木、群馬、千葉4県の野菜など一部食品で規制を緩和。4県産の野菜、果物、牛乳、乳飲料、粉乳について、輸出事業者と放射性物質検査の証明書添付を条件に日本から輸出できるようになった。ただ、証明書を添付せず輸出した事業者は3年間、輸出事業者証明書が発給停止となるので注意が必要だ。

栃木県産のイチゴ「スカイベリー」をレセプションの出席者に勧める福田知事(中央)=21日、コーズウェーベイ(NNA撮影)

栃木県産のイチゴ「スカイベリー」をレセプションの出席者に勧める福田知事(中央)=21日、コーズウェーベイ(NNA撮影)


関連国・地域: 香港日本
関連業種: 食品・飲料農林・水産小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済

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