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豪広告支出が大幅減少、経済低迷の予兆か

オーストラリア企業による広告支出が10月と11月に大幅に減少したことが、メディア調査会社スタンダード・メディア・インデックス(SMI)の調べで明らかになった。広告支出は今後の経済状況を予測する上で先行指標として認識されているため、8月末以降に見られる広告支出の減少傾向はオーストラリア経済の低迷を予兆するものだとして懸念の声が上がっている。18日付オーストラリアンが報じた。

今年1~9月の広告支出は好調で、都市部のテレビ(TV)広告支出は同期間に前年同期比4%増となる16億9,000万豪ドル(約1,368億円)と、7年ぶりの高水準となった。しかし、首相交代が決まった8月末に広告支出は減少に転じ、10月のTV広告支出は前年同月比で7%減に急落。広告支出全体を見ても、10月は同10%以上の落ち込みを見せた。11月の結果はまだ発表されていないが、10月と同程度の落ち込みになるという。

広告代理店PHDメディアのコード最高経営責任者(CEO)は、広告支出が減少傾向にあることは、今後の経済低迷を示す警告だと指摘。「広告主が予算を見直しているのは確実。企業は、財務計画が予定通りに進まなかった場合、マーケティングや広告費といった変動費の削減に目を向けるものだ」と分析した。

大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)のソープ主任エコノミストは、広告支出が減少傾向にある理由として、住宅価格の下落や家計債務の増加などを背景に消費支出が減少する逆資産効果が影響していると説明。「消費支出は現時点で持ち堪えているが、広告支出の落ち込みは、逆資産効果が見られ始める予兆かもしれない」との見方を示している。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: メディア・娯楽マクロ・統計・その他経済

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