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有望投資先で4位に後退、輸入車規制で

国際協力銀行(JBIC)は22日、海外に拠点を置く製造業者へのアンケート調査「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告」(第30回)を発表した。ベトナムは中長期的な有望投資先として4位で、前年の3位から順位を下げた。

ベトナムの得票率は33.9%で、前年の38.1%から後退した。中国(得票率52.2%)とインド(同46.2%)の順位は前年から変わらず、ベトナムを抜いて4位から3位に順位を上げたのはタイ(同37.1%)。以下、インドネシア、米国などが続いた。順位後退の理由としてJBICは、1月に施行された完成車(CBU)の輸入に他国政府が発行する認可証取得を義務付けた政令116号(116/2017/ND―CP)の影響が考えられるとした。

中堅・中小企業にとっての有望投資先としては、ベトナムは4位(28.5%)で、前年の2位(40.2%)から順位を2つ落とした。中国(48.2%)、インド(40.9%)、タイ(40.9%)が上位となり、このほか、インドネシアや米国、メキシコ、フィリピンなどが続いた。

向こう10年程度を見据えた長期的な展望では、ベトナムとインドネシアが32.9%で同率3位。ベトナムの順位は前年と同じで、インド(58.6%)と中国(46.9%)に続いた。5位以下にはタイ、米国、ミャンマーなどが入った。

■成長性に引き続き高い期待

ベトナムが有望な理由としては、「現地マーケットの今後の成長性」が70.1%で前年に引き続きトップ。「安価な労働力」が52.1%、「優秀な人材」が25.0%で順位は変わらなかった。

一方、課題としては「労働コストの上昇」が34.6%で1位となり、「法制の運用が不透明」(32.3%)、「他社との激しい競争」(31.5%)、「管理職クラスの人材確保が困難」(31.5%)、「インフラが未整備」(25.2%)と続いた。

JBICはベトナムの特徴として、「政治・社会情勢が安定している」が16.0%と高く、上位10カ国・地域の中で同回答率が2桁なのは米国とマレーシア(共に23.5%)のみと説明。また、人材に関して「安価な労働力」の回答率は近年低下傾向にあったものの今年は52.1%で、ミャンマー(66.7%)、フィリピン(54.8%)に次いで高い数字だった。「優秀な人材」と合わせて評価されている点が特徴と分析した。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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