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破綻エッサールの買収、ミタルが一歩前進

経営破綻したインドの鉄鋼メーカー、エッサール・スチールの買収に向け、世界最大手アルセロール・ミタルが一歩前進した。エッサールの債権団が19日、ミタルが提示した再建計画を受け入れたためだ。ライブミント(電子版)などが伝えた。

買収には、アルセロールのほか、英天然資源大手ベダンタ・リソーシズとロシア系のニューメタル(モーリシャス)が関心を示していた。ただ、破産倒産法で債務不履行に陥った他の企業と関係していないことが入札の要件として定められており、アルセロールはラクシュミ・ミタル会長が支配株主(プロモーター)に名を連ねる2社の債務の清算を求められていた。

アルセロールは最高裁判所が定めた期限内に対応を済ませ、債権団に4,300億ルピー(約6,600億円)の再建計画を提示した。ベダンタの提示額は、アルセロールを約200億ルピー下回った。

債権団が承認したため、エッサールの売却に関する判断は、国家会社法法廷(NCLT)が担うことになる。ただ、エッサールの旧支配株主との関係を指摘され、入札への参加が認められなかったニューメタルを主導するロシアのVTB銀行が単独での応札を最高裁に申請するなど、曲折も予想される。ニューメタルについては、アルセロールと関係する企業の不良債権問題を改めて国家会社法法廷に提示するとの情報もあり、業界の専門家は、売却のプロセスはさらに長期化する可能性があると指摘している。

エッサールは、破産倒産法に基づく処理が必要だとして、インド準備銀行(中央銀行)が最初に特定した12社のうちの1社。4,900億ルピーの債務を抱えている。


関連国・地域: インドロシア欧州
関連業種: 鉄鋼・金属

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