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大塚製薬、メディカルフーズ拡販で成長維持

ワンスプロの拡販に意欲を示すタイ大塚製薬の湯浅社長(右から2人目)=1日、バンコク(NNA撮影)

ワンスプロの拡販に意欲を示すタイ大塚製薬の湯浅社長(右から2人目)=1日、バンコク(NNA撮影)

大塚製薬の関連会社で医薬品の製造・販売を手掛けるタイ大塚製薬は、メディカルフーズの販売を強化する。タイの医薬品市場が縮小傾向にある中、健康意識の高い消費者にも訴求するメディカルフーズを拡販することで今後年5%以上の増収を目指す。1日には、経腸栄養製品「ONCEPRO(ワンスプロ)」にブランドアンバサダーを初起用したと発表した。

タイ大塚製薬の湯浅真祐社長によると、タイの医薬品市場は、政府が政府系医療機関の予算管理を厳格化してから縮小傾向にある。予算の削減圧力を受けて全体的にジェネリック医薬品(後発薬)など低価格品に流れているという。

タイ大塚製薬の売上高全体に占める医療機関向けの割合は現在8割以上を占めるが、今後はワンスプロの広告宣伝を皮切りに一般消費者向けのメディカルフーズ販売を強化する計画。メディカルフーズは、タイ人の病態の多様化や健康意識の高まりを受け、過去10年間に市場(病院向け、ドラッグストア向け含む)が年平均2桁成長。昨年は25億バーツ(約88億円)規模だった。

ワンスプロは糖尿病患者や、血糖値の上昇を抑えたい人を対象にしたパウダー状の食品。水やぬるま湯に溶かして摂取する。2016年10月に発売し、価格は400グラムで450~500バーツ。ブランドアンバサダーには、糖尿病を患った経験のある人気ラッパー、ゴルフ・ファックリン・ヒーローさんを起用した。2,000万バーツを投じてオンラインを中心に広告宣伝し、一般消費者の「大塚」ブランドの知名度向上を図る。

昨年のタイ大塚製薬の売上高は前年比5%増の23億5,000万バーツ。このうちメディカルフーズの売上高は同20%増の4億2,000万バーツだった。同社は、2025年までにメディカルフーズ市場の病院向けにおけるシェアを現在の25%から35%以上に引き上げ、1位となることを目指す。来年以降に4ブランド投入し、全10ブランドに増やす。同市場では、欧米メーカーと大塚製薬の3社が競合するという。


関連国・地域: タイ日本
関連業種: 医療・医薬品

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