８月の訪日台湾人客数、同月の最高を更新

日本政府観光局（ＪＮＴＯ）が19日に発表した訪日外国人旅行客の統計によると、８月に日本を訪れた台湾人は延べ39万4,500人で前年同月比4.4％増え、同月の過去最高を更新した。１～８月の累計は336万800人で、前年同期比8.0％増えた。

ＪＮＴＯによると、台風による欠航や台湾中南部における集中豪雨の影響で訪日機会の損失があったものの、航空座席供給量が前年同月比で大幅に増加したほか、台湾の格安航空会社（ＬＣＣ）、台湾虎航（タイガーエア台湾）の台北―花巻便が定期便化して地方の観光客が増加したため、訪日者数は堅調に推移した。

８月の訪日外国人旅行客を国・地域別に見ると、中国からが前年同月比4.9％増の86万人で最多。同月の過去最高を更新した。２位の韓国は4.3％減の59万3,900人で、これに台湾と香港（0.7％増の19万8,100人）を含めた東アジアからが全体の79.4％を占めた。

８月の訪日外国人旅行客の総数は4.1％増の257万8,000人で、同月の過去最高を記録。１～８月の累計では前年同期比12.6％増の2,130万8,900人。過去最も早いペースで2,000万人を超えた。