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清水建設、1月から枯れ葉剤洗浄の実証試験

清水建設は4日、ベトナム戦争時に米軍が散布した枯れ葉剤に由来するダイオキシン汚染土壌が大量に残る南部ドンナイ省ビエンホア空港の土壌浄化の実証試験に向けて、ベトナム国防省傘下の研究機関である環境処理技術センター(CTET)と覚書を交わした。

セミナーの質疑応答で登壇した清水建設、CTETの代表者ら=4日、ハノイ

セミナーの質疑応答で登壇した清水建設、CTETの代表者ら=4日、ハノイ

11月にもビエンホア空港内でオンサイト型の土壌洗浄プラントの建設に着手する予定。12月までに完成させ、来年1月中旬から4月末までの3カ月半にわたり、汚染土壌の洗浄実証試験を実施する計画だ。国防省と共同で実施し、清水建設が洗浄プラントや関連機器の整備・運搬・建設・運転管理などを、国防省が土地整備や周辺インフラ工事などをそれぞれ担当する。

米軍基地として利用されていたビエンホア空港には、国内最大規模とされる約85万トンのダイオキシン汚染土壌が存在すると推測されている。清水建設の洗浄技術を適用した場合、ダイオキシン含有量の9割以上を除去でき、洗浄処理した汚染土壌量の7割近くを浄化土として再利用できる見込み。残りの約3割は焼却処理することで、焼却処理のみの場合と比べてコストを半分に抑えられるほか、環境負荷も低いという。

実証試験ではダイオキシン除去率95%を目標とする。洗浄処理の有効性とコスト優位性を確認し、ビエンホア空港での土壌浄化事業への技術適用と事業参画を目指すとともに、その他の汚染地域での技術適用についての調査も進めていく考えだ。

清水建設とCTETは、覚書の調印式に併せて、実証試験の概要に関するセミナーを開催した。日越の政府・機関や、中部ダナン市のダナン空港でダイオキシン除去プロジェクトを実施した米国国際開発局(USAID)の関係者らが出席。質疑応答では、清水建設の技術について多くの質問が寄せられた。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 建設・不動産マクロ・統計・その他経済

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