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ジェトロが食品商談会を開催、33社が参加

日本貿易振興機構(ジェトロ)は7月31日、ホーチミン市のホテル・ニッコー・サイゴンで「ベトナム日本産農水産物・食品輸出商談会2018」を開催した。今回の商談会では、ベトナムでは初めてとなる「事前開発したレシピによる試食会」を企画。参加した6社の製品を事前に現地シェフにレシピを考案してもらい、当日、来場したバイヤーに提供した。

青森県の水産加工品を試食する現地バイヤー。通訳を交えて商品を紹介する「味の加久の屋」の下村課長(右端)=7月31日、ホーチミン市

青森県の水産加工品を試食する現地バイヤー。通訳を交えて商品を紹介する「味の加久の屋」の下村課長(右端)=7月31日、ホーチミン市

ジェトロの和泉浩之氏(農林水産・食品部課長代理)は、日本からベトナムへの輸出が昨年に395億円を超え過去最高を記録し、タイを抜き輸出先として第6位になったと説明。日本企業のベトナムに対する期待の高まりも実感しているという。今回商談会に参加した33社・団体は、およそ3倍の倍率を勝ち抜き現地入りした。うち14社が水産物・水産加工品を扱う企業で、ベトナムにおける同分野のニーズの高まりとマッチさせたい意向だ。

水産加工食品を製造・販売する味の加久の屋(青森県八戸市)は、ベトナムでの出展は今回で2回目。現在、米国やオーストラリア、アジアでは台湾や香港、タイに輸出をしている。営業部の下村隆史課長は「若者のパワーをすごく感じる。現地の人たちは、いいものを探している」と話し、当地とのパイプづくりを楽しみにしている様子がうかがえた。

初めてベトナムで商談会に参加した素麺などの乾麺を製造・販売する田靡製麺(兵庫県姫路市)は、「塩分ゼロ野菜赤ちゃんそうめん」を出展。販売開始わずか1年半にもかかわらず、同社の売り上げの10%を占める人気商品となった。実際にベトナム現地からの問い合わせも多く、今回の参加に至ったという。田靡貴正社長は「乳幼児製品などの食品で、安心・安全に対して関心が高く、反響が大きい」と当地での販路開拓に期待を寄せた。

ジェトロは今回の商談会でなるべく多くの成約につながるようにと、前日に現地のバイヤー訪問をアレンジ。多くの企業が参加し、2つのグループに分かれて5カ所ずつ訪問した。事前に現地バイヤーから取り扱いたい品目や取扱量、市場のニーズなどを聞き出した。

昨年の商談会では、約300人のバイヤーが来場。現地のニーズにあった粉ミルクのほか、カキやホタテ、ウニなどの水産物などで大型成約につながったという。今回は、日本の農林水産省が推進する、2019年までに1兆円の農林水産品の輸出を目指す「戦略的輸出拡大サポート事業」の一環として開催。あす2日は、ハノイのシェラトン・ハノイ・ホテルで開かれる。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 農林・水産

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