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三菱製鋼、自動車用ばね生産を10月開始へ

三菱製鋼は、日系自動車メーカーの需要に応えるため、10月をめどにフィリピンで自動車サスペンション用ばねの生産を開始する。東南アジア諸国連合(ASEAN)内での生産はフィリピンが初めてで、域内他国でも生産を検討する。

現地の完全子会社MSMセブが、ラグナ州の工業団地内で保有する倉庫を改修し、製造ラインを導入する。生産能力や投資額は明らかにしていないが、当面は年間で自動車10万台分を生産する予定。

三菱製鋼の広報担当者はNNAに対し、「日系メーカーの強い要望が背景にある。今後は、需要次第でASEAN地域の他国での生産も視野に入れる」とコメントした。三菱製鋼の自動車サスペンション用ばねの海外生産工場の設置は、米国、カナダ、メキシコ、中国、インド、ドイツに続く7カ国目となる。

同工場にはまた、セブ州ラプラプ市で生産してきた電子・電気機器用線ばねの生産ラインを移転する。同担当者は「日系家電・通信機器メーカーがマニラ近郊に集積しているため、生産拠点を近くに置く」と話した。セブ州の工場では今後、線ばねを利用した組み立て品を製造する。

三菱製鋼の2018年3月期連結決算は、売上高が前期比14.5%増の1,187億4,200万円。うち自動車サスペンション用ばねを含むばね事業は前期比2.5%増の478億9,700万円で、売上高全体の約4割を占めた。同社は20年度に、ばね事業の売上高を630億円に引き上げる目標を掲げている。


関連国・地域: フィリピン日本
関連業種: 自動車・二輪車鉄鋼・金属その他製造マクロ・統計・その他経済

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