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キャセイが拡大戦略、一帯一路沿線を開拓へ

香港の航空大手、キャセイパシフィック航空のルパート・ホッグ最高経営責任者(CEO)は、新規路線の開拓を通じて、白熱化する市場競争に対応するとの企業戦略を明らかにした。来年以降は中国の習近平政権が掲げる現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」沿線市場の開拓を目指す。4日付信報が伝えた。

今年は過去最多となる9路線を新規就航する計画で、その多くは、長距離かつ競争が少ない路線。例えば今月2日に就航した香港―アイルランド・ダブリン線は、ダブリンとアジア太平洋地域の都市を結ぶ初の直行路線となる。

ホッグCEOは、今年ほどではないものの、来年も引き続き新路線の開設に注力する方針を明示。同社幹部は、「来年は一帯一路沿線都市や、世界的なテクノロジー都市を結ぶ路線の就航を積極的に考慮する」と補足した。

キャセイは今年から2024年までに計79機の納入を受ける見通し。エアバス350の最新型機を含む新機材の導入で、運航路線の増加に対応する。

中国本土の航空各社が国際線の就航に力を入れていることを受け、香港の航空ハブとしての地位が脅かされているとの見方もある。ただホッグCEOは「本土からの海外旅行者は今後も急速に伸びるとみられるほか、東南アジアやインドでの利用が増えていることもあって、市場の潜在力は非常に大きい。運航路線と航空便数の多さや海外との緊密なつながりなどを考慮すれば、香港の航空会社は本土に比べまだ優位性がある」と述べ、香港の航空ハブとしての役割は今後も続くとの見方を示した。

ホッグCEOはまた、サービスの強化や顧客体験の向上に努めていくとし、今年は乗務員やIT人材を中心に、1,200人を新たに雇用する計画を明らかにした。サービスのデジタル化などに対応していく。


関連国・地域: 中国香港
関連業種: 運輸サービスマクロ・統計・その他経済

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