インドのビスタラ航空は29日、首都ニューデリーのインディラ・ガンジー国際空港(IGIA)のラウンジに7月5日に人工知能(AI)を活用した接客ロボット「ラダ」(RADA)を導入すると発表した。
設置先は、ビスタラがIGIAの第3ターミナルで運営するラウンジ。ラダは車輪付きで、事前に設定された経路を移動することができ、搭乗券の読み取り、運航状況や目的地の天候などの情報提供を行う。また、搭載された3台のカメラで人を認識し、利用者の質問に答えたり、手の動きなどでコミュニケーションを取ったりすることも可能という。
ラダの開発はITサービス最大手タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が運営するTCSイノベーション・ラボが、国内教育機関の学生と共同で手掛けた。
ビスタラのレスリー・タン最高経営責任者(CEO)は、「ラダの導入で顧客に斬新な経験を提供したい。利用者のフィードバックを基に、さらに機能を充実させていく」とコメントした。
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