ビクトリア州メルボルンのチャドストーン・ショッピングセンターの過去1年間の売り上げが20億豪ドル(約1,656億円)と、前年比4億豪ドル増加し、中東や米国の有名ショッピングセンターに続き、世界でも5本の指に入ることが分かった。売り上げの約40%はファッションと食品部門で、のべ1,700万人が同ショッピングセンターで外食をしていたと見積もられている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
同ショッピングセンターは、30年前の郊外の商店街から10年ごとに売り上げを倍増させ、ホテルや会議場、映画館、高級レストランを持つ国際的なファッションの中心地・観光地へと進化してきたという。
同ショッピングセンターのゼネラルマネジャーのフィオナ・マッケンジー氏によると、新式のデザインやイベントなどで活力を増進させることが、発展に寄与しているという。最近は、6億6,000万豪ドルの開発が完了。250室のホテルや新しいフードコート、広場のリニューアル、クリスマスに向けた高級ブランド店の増加などに拠出された。南半球最大の敷地面積には550件以上のテナントが入居し、年間のべ2,300万人以上の買い物客が集まっているという。
また、同ショッピングセンターはメルボルン中心地から南東に17キロ離れているが、観光地としても機能しており、同州フィリップ島のペンギンパレードへの観光の際に訪れる客も多いという。
同センターは、1983年に富豪のジョン・ガンデル氏が3,700万豪ドルで購入した。
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