日本とインド両政府は1日、「第9回日印エネルギー対話」の会合をインドの首都ニューデリーで開催した。世耕弘成経済産業相とシン閣外相(電力・再生可能エネルギー担当)が共同で議長を務め、両国間のエネルギー協力をさらに強化することで合意。クリーンで経済的なエネルギーの普及拡大を目指す「日印エネルギー転換協力プラン」を立ち上げた。
電力・再生可能エネルギー、省エネルギー、石炭火力発電所、石油・天然ガス、水素の5分野を柱とする新プランを構築した。従来の協力プランを拡大する内容で、対象分野に新たに水素を加えたほか、電気自動車(EV)普及のための議論を進める。
世耕氏とシン氏は、新プランを盛り込んだ共同声明に署名。世耕氏は会合後の閣僚級セッションで、「長期的な視野で脱炭素化に向け協力する」と述べ、現地のニーズに応じた支援を行っていく考えを示した。
世耕氏は同日、プラブ商工相と、両国のスタートアップ企業の連携や投資促進を目指す「日印スタートアップ・イニシアチブ」の共同声明にも署名した。
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