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海事庁、産業展示会で7つの契約・覚書締結

シンガポールの海事港湾庁(MPA)は25日、シンガポールで29日まで開催中の海運関連の会議・展示会「シンガポール海事週間」に合わせて、2つの契約と5つの覚書を結んだと発表した。1日で計7つの提携を交わすのは初という。

契約については、五洋建設、韓国の現代建設、オランダのボスカリス・インターナショナルの3社に西部トゥアス港のターミナル第2期埋め立て工事を発注した案件で、調印式が行われた。受注総額は14億6,000万Sドル(約1,202億円)。2027年の完成時には、同港の年間コンテナ取扱能力は現在より2,100万TEU(20フィートコンテナ換算)増える見込みだ。

このほかMPAは、◇ノルウェー研究会議(RCN)と海運業界の人材育成、研究開発(R&D)分野での提携を21年まで3年間延長◇フィンランドの船舶用エンジン大手バルチラと船舶や港湾施設へのデジタル化技術導入、サイバー対策などの技術開発で提携◇シンガポール国立大学(NUS)の起業支援部門NUSエンタープライズ、海事業界専門のアクセラレーター(創業間もない起業家に絞って投資するベンチャーキャピタル=VC)であるポートXLと共同で、新興企業が同業界の新規プロジェクトに参入するのを支援――する覚書を交わした。油田開発用リグ(掘削装置)を手掛けるケッペル・オフショア・アンド・マリン(ケッペルO&M)、オフショア海洋シンガポール技術センター(TCOMS)とは、係留やえい航などの港内作業を行える自動運航船の開発に共同で取り組む。

また港湾の新技術開発を支援するMPA傘下の「海事革新と技術(MINT)」基金は、防衛・航空機整備大手シンガポール・テクノロジーズ(ST)エンジニアリングの電子部門STエレクトロニクスとノルウェーの防衛関連メーカー、コングスベルグ・ディフェンス・アンド・エアロスペースの子会社コングスベルグ・ノルコントロールが組むコンソーシアム(企業連合)に資金援助を行う。両社は、次世代船舶交通管理システム(NGVTMS)のR&Dに向けて、990万Sドルを投じて研究施設「NGVTMSラボ」を設立する。

シンガポールを海事データハブとする取り組みでは、MPAと海外の8つの業界団体が意図表明覚書(MOI)を締結。8団体には、日本海事協会や米国船級協会、中国船級協会などが含まれる。


関連国・地域: 中国韓国シンガポール日本米国欧州
関連業種: 運輸マクロ・統計・その他経済

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