日月光の外国人従業員、環境に不満で5人離職か

半導体封止・検査大手、日月光半導体製造(ASE)が桃園市の中レキ工場(レキ=土へんに歴)で、外国人従業員5人が相次いで離職したとのうわさを蘋果日報が伝えた。同紙によると外労は、中レキ工場で働く外国人用の宿舎環境に不満を抱き、仲介業者との契約を解除したという。

中レキ工場で働く外国人従業員は、仲介業者を通じて日月光に派遣されており、宿舎も仲介業者が提供している。中レキ工場の外国用宿舎は、6人用の部屋に12人が収容されるなど劣悪な住環境に置かれているが、住居費として毎月4,500台湾元(約1万6,000円)が給与から控除されているという。

契約を解除した外国人労働者によると、夏季に冷房を使用する場合は別途使用料を支払わなければならず、冬季には限られた時間帯のみ湯水が使えるという。また体調不良で欠勤した場合、1日分の賃金が差し引かれることもあり、フィリピン出身のある従業員は桃園市政府労動局のホットラインに連絡して状況改善を訴えたものの、会社側に知られて解雇されることを恐れ、仲介業者との間で契約解除書に署名したとされる。

蘋果日報の取材に対し、日月光は「一部に事実誤認がある」とコメント。「毎月の住居費は4,500元ではなく4,000元で、1日2回の食事代が含まれている」と説明した。また冷房費については、「使用者が負担するもので、居住者全員から一律固定で徴収するよりも柔軟な方法である」と指摘した。

このほか、宿舎は4人用・8人用・12人用の各部屋に分かれ、1人当たりの空間は3.4平方メートルで、政府が規定する3.2坪を上回っていると指摘。外国人従業員には福利厚生や昇給の機会を用意しているほか、定期的に意見交換を行い、改善や提言を受け入れているとして、労働環境の整備に努めている姿勢を強調した。


関連国・地域: 台湾
関連業種: IT・通信製造一般社会・事件雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

台湾の国際競争力17位に後退 中国に抜かれる、労働市場に低評価(05/25)

自貿区の対外開放を拡大 国務院、広東など3カ所で(05/25)

TSMC、アップルの「A12」量産開始か(05/25)

LEDの晶元光電、3事業部を年内に分社化(05/25)

サムスンが3ナノ半導体量産、21年を目標(05/25)

聯発科技、AI技術搭載チップ「P22」発表(05/25)

参拝にもスマート化の波、各社が新製品投入(05/25)

台湾企業の投資、加工貿易から内需型に変化(05/25)

致新、アリババのスマートスピーカー向け受注(05/25)

南亜トップ、今年のDRAM市場見通しは良好(05/25)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

出版物

各種ログイン