フィリピン航空(PAL)はこのほど、予約・発券・搭乗などの旅客サービスシステム(PSS)の刷新で、スペインのIT企業アマデウスと提携した。アマデウスが開発するシステム「アルテア」に切り替える。サービスを向上させ、航空分野の市場調査会社、英スカイトラックスの評価で、2020年までに5つ星を獲得したい意向だ。
アルテアの導入により、利用者は予約から搭乗までスムーズに手続きできるほか、旅行会社と航空会社が同一の顧客予約記録(PNR)を共有できるなどの利点が生まれる。アマデウスは、システムの刷新時期は明らかにしていない。
航空連合では、スターアライアンスの3分の2、ワンワールドの4分の3、スカイチームの半数がアルテアを導入している。PALはこれを機に、連合への加盟を目指す。
PALは先月、フィリピンの航空会社で初めてスカイトラックスの4つ星評価を獲得。今年は、約20億米ドル(約2,125億円)を投じて調達したエアバス「A350」4機、「A321」6機、ボンバルディアのターボプロップ機「Q400」5機が納入される予定だ。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。