域内の交通で協力強化、ASEAN運輸相会合

東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国が域内の交通分野での協力を強化する。シンガポールで開催された第23回ASEAN運輸相会合で13日、これに関する5つの協定が調印、6つのイニシアチブが採択された。

調印された協定の一つは、域内の航空会社に他の全加盟国での国内便のコードシェア(共同運航)を認めるもの。これにより各航空会社は自前の機材を用意することなく、路線網を拡大できる。利用者にとっても、国際線から国内線への乗り換えなどで、チェックインをし直したり、手荷物を預け直したりする手間がなくなるメリットがある。

もう一つの協定はASEANサービス枠組み協定(AFAS)の第10パッケージの実施に関するもので、域内での航空関連サービスの展開に関する制限を段階的に削減する。

このほか、航空機の操縦士などの免許に関する相互承認協定も調印された。ある加盟国で交付された免許を他の加盟国で有効にするための手続きを簡素化するもので、操縦士などが域内の他国の航空会社に転職するのを容易にする効果が見込まれている。

ASEANはまた、中国と航空事故の調査で協力する覚書を交わした。調査に必要な施設や装置、知見のほか、空運の安全情報などを共有する。

会合ではさらに、バスによる域内の移動を容易にするための越境旅客輸送円滑化枠組み協定(CBTP)が調印された。これにより、各加盟国は他の加盟国行きのバス500台分の不定期運行の割り当てが与えられる。


関連国・地域: 中国シンガポールASEAN
関連業種: 運輸・倉庫社会・事件政治

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