豪中経済会議、焦点は中国の石炭輸入方針か

オーストラリアのチオボー貿易相が15日、中国で同国の鍾山商務相との年次経済会議に参加する。中国政府が今年の石炭輸入を10%減少させる方針との見方が浮上しており、今後の中国による石炭輸入が焦点になるとみられる。13日付オーストラリアンが伝えた。

オーストラリアの石炭輸出各社によると、現在も予定通りの石炭が受理されているものの、品質検査が煩雑化し、通関手続きも長期化しているという。中国政府は昨年、大気汚染対策として国内の石炭生産を縮小する方針を示し、これを受けて、原料炭と一般炭価格は最大60%上昇した。

広州の主要石炭輸入港は輸入を最近差し止めたとみられる中、広州以外の中規模港150カ所も7月から一般炭輸入を停止しているという。中国当局は、主に地方政府管轄下の中規模港の品質検査は不十分なためとしているが、チオボー貿易相は今後の政府方針を含め説明を求めるものとみられる。オーストラリア政府はこれまでも、石炭の品質検査について、手続きの簡素化のため国際基準に移行するよう中国政府に働きかけている。

16日にはモリソン財務相が、中国国家発展改革委員会の何立峰主任との経済戦略会談に参加する。

■中国投資、人気は不動産から農業などへ

オーストラリア外資審議委員会(FIRB)によると、中国政府による不動産などの海外投資制限を受け、中国人投資家のオーストラリアへの住宅投資は減少している一方で、農業関連事業や再生可能エネルギー、保健医療、ITなどへの関心が高まっているようだ。FIRBのアドバイザーのマキサック氏は、「昨年のオーストラリアへの住宅投資のうち中国によるものは全体の75%と急増したが、ピークは超えたと見ている」と述べている。


関連国・地域: 中国オーストラリア
関連業種: 経済一般・統計IT・通信医療・薬品農林・水産天然資源金融・保険建設・不動産社会・事件

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