• 印刷する

JT、地場たばこの資産買収でシェア27%に

日本たばこ産業(JT)は22日、フィリピン第2位のたばこメーカー、マイティー・コーポレーションが持つたばこ事業資産を468億ペソ(約992億円)で買収すると正式に発表した。流通販売網、製造設備、製品在庫、知的財産権を9月末までに取得する。JTグループのフィリピンでのシェアは4%から27%超に一気に拡大する。

流通販売網、機械・装置、完成品・半製品・原材料の在庫を280億ペソで、「マイティー」や「マーベルス」などのブランドを188億ペソで取得する。取引に伴う58億ペソの付加価値税(VAT)などを合わせると、買収総額は526億ペソに上る。独占禁止法に当たる公正競争法を管轄するフィリピン競争委員会(PCC)の承認を経て、9月末までに取得の手続きを完了させる。

フィリピンの外資規制に従って、工場や工場の土地は取得しない。当面はマイティーにたばこの製造を委託し、JTインターナショナル(JTI)が販売を手掛ける方針だ。

米調査会社ニールセンによると、2016年のフィリピンのたばこ市場は約800億本規模。シェアは米系フィリップ・モリス・フォーチュン・タバコ(PMFTC)が71.0%、マイティーが23.0%、JTIが4.2%、英系ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が0.9%だった。JTグループはマイティーの資産取得により、4分の1以上のシェアを握ることになる。

JTIはこれまで、「ウィンストン」「メビウス」「キャメル」などを主に都市部で販売してきた。今後は、フィリピン全土にわたるマイティーの流通販売網を生かし、既存ブランドの地方での販売にも注力する。

JTグループは海外での合併・買収に力を入れている。総額378億8,000万ペソの脱税容疑で訴追されているマイティーの資産買収に乗り出したほか、今月4日にはインドネシアのたばこメーカーと販売会社を約1,100億円で買収した。


関連国・地域: フィリピン日本
関連業種: その他製造小売り・卸売り

その他記事

すべての文頭を開く

マニラ港の混雑緩和へ空コンテナ移送を指示(02/22)

不動産ウェンセスラオ、今年は40億ペソ投資(02/22)

製造や人材活用で新たな動き 注目浴びるミ島の潜在力(中)(02/22)

日比協力インフラ合同委、大阪で第7回開催(02/22)

改正会社法が成立、事業環境改善に期待感(02/22)

国民皆保険法が成立、社会保障強化の機運(02/22)

21日為替:$1=52.130ペソ(↓)(02/22)

三菱商事系の住宅会社、ラグナで3件目販売(02/22)

政府の大型インフラ計画、法制化の動き(02/22)

小売りメトロ、サマール州と合弁で複合開発(02/22)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン