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殺虫剤汚染の鶏卵、中国本土には輸入無し

欧州などで鶏卵から殺虫剤の成分が検出された問題で、中国農業省は17日、中国本土には欧州産の鶏卵は輸入されていないと説明した。国産の鶏卵についても今後、殺虫剤や農薬の使用に関する監督管理を強めていく姿勢を示した。

同日開かれた農産品の安全に関する会見の中で、同省農産品品質安全監督管理局の金発忠副局長が質問に答えた。金副局長は、国家品質監督検査検疫総局の説明を引用する形で「中国政府は欧州のどの国からも鶏卵製品の輸入を認めておらず、欧州の鶏卵は中国本土市場へは流入していない」と述べた。

また、国内の状況についても「中国の農薬管理は非常に厳格で、フィプロニル(欧州の鶏卵から検出された殺虫剤)を家禽(かきん)の生産に使用することは厳しく禁止している」と強調。今後は欧州の状況を参考に、農薬や畜産用医薬品の安全確保と乱用防止のための管理を強化していくと説明した。

欧州では今月、オランダ、ベルギーなどで鶏卵の汚染が発覚。欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11日、畜産事業での使用が禁止されている殺虫剤フィプロニルの使用が加盟4カ国の養鶏場で確認され、汚染された疑いのある鶏卵や加工食品が域内15カ国とスイス、香港で流通していた恐れがあると発表した。

■農産品の合格率97.6%

農業省は17日の会見で、農産品の品質・安全検査における合格率が上半期(1~6月)は97.6%に達したと明らかにした。

金副局長は、農産品の安全に関する問題は依然として発生しているとした上で、「中国の場合は発生率が小さくとも絶対数は大きくなる」と指摘。背景には◇農業経営の規模が小さく、生産方式が後れている◇違法行為への処罰が十分でない◇農産品の安全に対する取り組みが一部地方では十分でない——などの問題があり、引き続き対策を強化して合格率の向上に努めると述べた。

農産品品質安全監督管理局の広徳福局長は、2020年までに農薬や畜産用医薬品の残留基準と検査基準を1万件以上に増やす目標を表明した。これまでに中国が制定したこれらの基準は6,000件余りに上るという。


関連国・地域: 中国-全国欧州
関連業種: 食品・飲料農林・水産社会・事件

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