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南部の電力不足、製鉄・セメントに供給制限へ

国営ベトナム電力グループ(EVN)が南部の製鉄所・セメント工場への電力供給を絞ることを検討している。大口需要家への供給量を減らすことにより乾期の電力不足に対応することが目的だ。12日付サイゴンタイムズが報じた。

EVNはこのほどホーチミン市電力公社とEVN傘下の南部電力総公社(SPC)に対して、製鉄所・セメント工場への供給量削減の方針を明らかにした。

この動きに対して国内ビレット生産の3割を占めるベトスチールのドー・ドゥイ・タイ社長は、ビレット生産は工程上、受電の中断をできないことから、EVNは電力供給の見通しを明らかにすべきだとの意見だ。

南部では乾期に電力需要が高まる。ホーチミン市の場合、1月の電力消費量は12億キロワット時(kWh)だったが、3月は17億kWhまで上昇すると見込まれる。他方、今年は中部での水不足や南部における発電所の新規稼働がないため、供給不足が危惧されている。このため、EVNは発電コストが高いディーゼル発電の活用により供給量を11億1,000万kWh上積みする方針だ。さらに送配電などの効率化に約106兆ドン(51億米ドル、約4,900億円)を投資する。

また北部については、EVNは石炭火力発電所をフル稼働させるとともに、中国から今年36億kWhを買電して需給逼迫(ひっぱく)に対応する方針だ。


関連国・地域: ベトナム
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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