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富士ゼロックス、来期は業績向上見込む

富士ゼロックスのアジア太平洋地域販売統括会社である富士ゼロックス・アジア・パシフィックは10日、マレーシア・クアラルンプールのホテルで開いた製品展示会で、複合機とクラウドサービスを連携させる機能が新たに加わった新モデル14機種を発表した。国内景気の低迷で2017年3月期は苦戦しているものの、新モデルの投入で来期は業績向上を見込む。

富士ゼロックス・アジア・パシフィック(マレーシア部門)の中崎徹ゼネラルマネジャーによると、17年3月期は前年比2桁成長を掲げていたが、現時点までで目標未達となっているという。中でも、景気低迷を受けた印刷業界と民間大手企業の投資抑制の動きが大きく影響した。ただし、例年3月の売上高が最も大きくなること、また新モデルの投入を受けた通年での目標達成に自信を示した。来期も同様に2ケタ成長を目標としているが、原油価格が上昇傾向にあることなどから景気が上向くとみて、「今期よりは改善が見込める」と予測している。

同社は昨年、複合機に搭載している翻訳スキャン機能にマレー語を追加した。同機能では、複合機の液晶画面上で文書の言語と翻訳したい言語を選択してスキャンすると、クラウドサーバー上で翻訳され、文書のレイアウトや画像の配置を変えることなく翻訳された文書を印刷することができる。中崎ゼネラルマネジャーによると、これまでの販売実績は数件にとどまっているものの、「政府系機関などで、中国語からマレー語への変換の需要があると見込んでいる」と話した。

■クラウド接続で働き方変革目指す

同日開催した展示会で発表した「アペオスポーツ」「ドキュセンター」シリーズの第6世代となる新機種は、米ドロップボックスやエバーノート、グーグルなど主要クラウドサービスに接続できる。また、スマートフォンのアプリを利用して直接写真を印刷したり、クラウド上のファイルを印刷したりすることも可能だ。マレーシア国内のビジネスユーザーの30~40%程度は、業務でクラウドサービスを利用しており、複合機を用いて企業の業務プロセスを効率化し、多様な働き方を推進するコンセプト「スマートワークゲートウェイ」を実現できるという。

新機種の製品価格は、2万5,000~10万リンギ(約65万~258万円)となっている。

多機能複合機の新モデルを発表した富士ゼロックス・アジア・パシフィックの中崎ゼネラルマネジャー(右)ら=10日、クアラルンプール(NNA撮影)

多機能複合機の新モデルを発表した富士ゼロックス・アジア・パシフィックの中崎ゼネラルマネジャー(右)ら=10日、クアラルンプール(NNA撮影)


関連国・地域: マレーシア日本
関連業種: 電機その他製造IT・通信

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