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【ASEAN】不動産開発・建機業界から見るタイプラスワン・3

第3回 カンボジアとミャンマーではどちらが有力な進出先か(その3)
前回(<http://www.nna.jp/articles/show/1543349>)は、カンボジアの建機業界の動向を見ながら、ファイナンスの提供が販売促進における重要なポイントの一つであることを説明した。カンボジアの建機へのファイナンスで現地での需要があることは分かった。一方で、このようなファイナンスを実施するための事業環境はどの程度整理されているのだろうか。ファイナンス事業で重要なのは「どれだけ貸し倒れが起こるか」、また「どの程度資金回収が出来るのか」だ。特に貸し倒れが起こった際に「どの程度担保保全が可能か」、また「担保価値がどの程度あるか(担保を換金できる市場等の存在)」といった点がポイントになる。今回は、このようなカンボジアの建機ファイナンスに関する事業環境の特徴と、そこでどのようなサービスが提供されているのかを、現地業者の貸し倒れリスクへの対応策と併せて見ていきたい。