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2015年の貿易収支、4年ぶり黒字に

インドネシアの2015年の貿易収支は約75億1,290万米ドル(約8,790億円)の輸出超過となり、4年ぶりに黒字転換した。景気の低迷による内需縮小を受けた輸入の落ち込みが、資源安による輸出押し下げを上回る形となった。

中央統計局が15日に発表した資料によると、15年の貿易収支のうち石油ガスは60億6,130万米ドルの赤字で、赤字幅は前年の131億2,800万米ドルから半減した。一方、非石油ガスは135億7,420万米ドルの黒字となり、黒字幅は21%拡大した。

全体の輸出額は前年比15%減の1,502億5,250万米ドル。石油ガスが38%減と下げ幅が大きかったほか、全体の8割超を占める非石油ガスも10%減と2桁の落ち込みとなった。非石油ガスの品目別では、パルプ・紙くず(32%減)、電機・録音機・テレビなど(13%減)、鉱物性燃料・製品(12%減)などの落ち込みが目立った。

輸入額は20%減の1,427億3,960万米ドルだった。全体の8割以上を占める非石油ガスは12%減、石油ガスは43%減と、それぞれ大幅に減少した。非石油ガスの上位10品目のうち、電機・録音機・テレビ(24%減)や、プラスチック(19%減)などが2桁減少した。

16日付ジャカルタ・ポストによると、中央統計局のスルヤミン長官は、同日の記者会見で「輸出量は鉱物資源を除いて拡大基調か横ばい状態にある」と指摘。12月単月ではパーム原油(CPO)やゴム、大豆といったほかの主要コモディティ価格が回復し、非石油ガスの輸出を下支えしたと付け加えた。

■対中赤字、160億ドルに拡大

主要11カ国・地域別の非石油ガスでは、インドネシアが輸入超過だったのは6カ国だった。対中国は、同国の経済成長率が減速していることから輸出が19%減少した一方で、輸入が4%減にとどまり、159億5,900万米ドルの赤字となった。昨年の140億ドルから赤字幅も拡大した。

2番目に赤字が大きかったのは対タイの34億2,200万米ドル。これにオーストラリア、韓国、シンガポール、日本が続いた。黒字額が最大だったのは昨年に引き続き対インドで、89億1,900万米ドルだった。


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関連業種: マクロ・統計・その他経済

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