中国国家統計局は20日、昨年11月に実施した調査で、中国の総人口が13億7,349万人に拡大したと発表した。2010年11月の調査から、5年で3,377万人増加した計算。60歳以上の人口の割合は0~14歳と同じ規模に迫る勢いとなるなど、改めて少子高齢化問題が浮き彫りとなった。
人口を年齢別にみると◇0~14歳:2億2,696万人(人口全体の16.5%)◇15~59歳:9億2,471万人(67.3%)◇60歳以上:2億2,182万人(16.2%)――。総人口に占める割合は、0~14歳が10年比で0.1ポイント減少したのに対し、60歳以上は2.9ポイント増加するなど、少子高齢化が加速していることが見て取れる。
男女別の人口では、男性が7億356万人(人口全体の51.2%)、女性が6億6,993万人(48.8%)。全国31省・自治区・直轄市の世帯数は4億947万世帯に上った。
最終学歴別の人口は、大学(短期大学を含む)が1億7,093万人、高校が2億1,084万人、中学校が4億8,942万人、小学校が3億3,453万人などとなった。
所在地別では、都市部が7億6,750万人(人口全体の55.9%)、農村部が6億599万人(44.1%)となり、都市部の人口は過去5年で約1億人増加している。
新華社によると、国家衛生計画出産委員会の李斌主任は、中国の総人口が将来的に14億5,000万人まで拡大すると予想。ただ、50年には再び現在の水準にまで減少するとみている。
詳細は国家統計局のウェブサイト<http://www.stats.gov.cn/tjsj/zxfb/201604/t20160420_1346151.html>から確認できる。<全国>
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