ミャンマーで建設事業などを手掛けるアジアワールドが、首都ネピドーにあるネピドー国際空港でジェット燃料を供給する認可をミャンマー政府から取得したことが分かった。
24日付の現地紙セブンデーが、エネルギー省関係者の話として伝えた。ネピドー国際空港でジェット燃料を輸入、供給する業者を決める入札が行われ、アジアワールドの傘下企業パイオニア・エアロドロームが落札した。アジアワールドは今後、鉱業省からジェット燃料を貯蔵する施設の建設認可を受けた上で、燃料の供給事業に乗り出す。
ミャンマーでは、複数の国際空港を対象にジェット燃料を供給する業者を選定する入札が行われている。国内企業はジェット燃料を取り扱う経験が不足しているとして、入札を行うエネルギー省は応札企業を外資に限定している。
同省はネピドー国際空港についてのみ別枠で入札を実施。ジェット燃料を取り扱った経験のない国内企業のアジアワールドを供給業者として指名した。ネピドー国際空港を運営し、政治的発言力も強いといわれるアジアワールドによる落札は、さまざまな臆測を呼ぶことになりそうだ。
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