ＮＥＣは10日、シンガポールからフランスまでの２万キロメートルを結ぶ大容量海底ケーブルプロジェクト「SEA―ME―WE―５」の敷設を、米仏系通信機器大手アルカテル・ルーセントと共同受注したと発表した。受注総額は約440億円で、このうちＮＥＣの受注額が４割を占める。電子機器の製造から、情報通信技術（ＩＣＴ）インフラなど「社会ソリューションの整備事業」へ注力しつつある同社にとって、象徴的な意味を持つ受注という。