NNA ASIA

総選挙で与党PAPが圧勝

得票率上昇、安定求める声取り込む

3日に投開票されたシンガポールの議会(一院制、定数97)総選挙で与党・人民行動党(PAP)が87議席を獲得し圧勝した。得票率も前回2020年総選挙の61.2%から65.6%に上昇。ローレンス・ウォン首相にとって国民の信任を得た形となった。国民生活を守るという与党の主張が、安定性を重視する有権者の支持を得た。最大野党・労働者党(WP)は10議席を確保して善戦したが議席は増やせなかった。ただ専門家は「国会での多様性を求める動きが退潮しているわけではない」と指摘。今後は次世代指導層の選抜を含め、ウォン首相が新内閣で誰を登用するか注目される。【清水美雪】

シンガポールの最新ニュース

各国・地域のトップ記事

NNAからのお知らせ

SNSでNNAをフォロー