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米シェブロンが撤退、事業権益を全て譲渡

米石油大手シェブロンが、ミャンマーで手がけていた天然ガスの開発事業から撤退した。同国最大のガス田であるヤダナ鉱区の全保有権益を手放したもので、フランスのトタルエナジーズ(旧トタル)に続く石油メジャーの撤退となった。シェブロンの権益は同じく同鉱区の権益を持つタイとミャンマーの2社に譲渡され、新たな体制で採掘が行われることになるが、軍事政権が抵抗勢力の攻勢で弱体化する中、先行きは見通せない。