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鉄道輸出、民鉄のノウハウ生かせ

曽根悟・東大名誉教授に聞く

鉄道工学が専門で、中国をはじめとする海外の鉄道事情に詳しい曽根悟・東京大学名誉教授は、「日本の新幹線(高速鉄道)の技術・価格競争力は既に中国や欧州勢に負けている」と指摘する。ただ、日本の民間鉄道(民鉄)が持つノウハウはアジア大都市の渋滞緩和や温室効果ガスの排出抑制に貢献できると話す。特に、一つの線路に各駅停車、急行、特急、快特といった種別の列車が運行する「緩急結合輸送」のノウハウ展開が効果的とみている。日本の鉄道産業の海外展開について聞いた。

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