NNA ASIA

日本食ブームで売込み強化

牛肉など輸出急増、消費力に期待

空前の日本食ブームが続くタイで、日本企業が食品の売り込みを強化している。日本の農林水産物・食品の輸出先でトップ10に入るタイでは水産品の人気が高いほか、牛肉、梅酒を中心とするリキュール・コーディアル、緑茶(抹茶)などの輸出が大幅に伸びている。特に牛肉の輸出額は昨年に8割、リキュール・コーディアルは7割増えた。タイでは富裕層が10万円近くする北海道産タラバガニを購入し、梅酒専門バーに集まる若者が多いなど、消費力の高さにも期待がかかる。