インドネシアのエネルギー・鉱物資源省は13日、国内の屋根置き型太陽光発電の利用者が過去３年間で10倍以上に急増したと明らかにした。赤道直下のインドネシアで…

インドネシア

インドネシアのエネルギー・鉱物資源省は13日、国内の屋根置き型太陽光発電の利用者が過去３年間で10倍以上に急増したと明らかにした。赤道直下のインドネシアでは太陽光エネルギーの潜在発電量が大きく、導入事例が増えているものの、実際に活用されているのはごく一部に過ぎないことから、政府は関連規定を整備して利用を後押しする。
屋根置き型太陽光発電の利用契約者数は、2018年時点で350件にすぎなかったが、20年には4,000件に増加した。アリフィン・エネ鉱相によると、一般家庭の住宅、政府機関、国営企業を含む企業や工場などに設置されている屋根置き型太陽光発電システムの発電容量は、現在31メガワット相当という。
屋根置き型システムや大型の発電設備を含めた太陽光発電総量は153.4メガワット。ただ、この発電量は、207.8ギガワット以上とみられる太陽光エネルギーの潜在発電量のごく一部にすぎない。
アリフィン氏は、屋根置き型太陽光発電システムの導入を促進するために、政府が関連規定を策定中と明らかにした。導入促進策の一環で13日には、教育・文化・研究・技術省と連携して大学生向けの教育・啓発活動を実施すると発表した。
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