曽行政長官、財界との癒着疑惑が拡大の一途
曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官と一部財界関係者の癒着疑惑が膨らむ一方だ。◆企業経営者の個人船舶・飛行機によるマカオ、プーケット(タイ)、日本訪問と、往来や現地での豪華接待◆退任後の住居として借りた深セン市福田区の高級高層住宅とデベロッパーとの関係――に加え、私蔵のワインを外資系企業団体の有力者に無料で預けていたのではないかという疑惑も浮上。汚職取締署(ICAC)が一連の疑惑について捜査に動く可能性まで出てきており、任期満了による退任まであと4カ月余りとなった曽行政長官は窮地に立たされている。